在宅勤務は、少しの体調不良なら働ける良い”手段”
2020年の新型コロナウイルス流行によって、多くの会社で制度化が進んだ在宅勤務。このまま続くかと思いきや、2023年にはマスク着用ルールからも徐々に解き放たれ、在宅勤務の流行りも少し落ち着いてきていると思います。
そんな在宅勤務には「ちょっとの体調不良でも働ける」というメリットがありますよね。ケガなどで出勤が厳しい場合はもちろんですが、咳が出てちょっと風邪っぽい場合なども、「出社するのは少ししんどいし周りの目も気になるけど、在宅勤務ならいけるかなあ」と思うことがあるのではないでしょうか。
実際に私が働くコールセンターでも、体調不良でお休みすることが多かった社員に在宅勤務をさせたところ、ほとんど休まなくなったという事例があり、体調不良の場合でも在宅勤務であれば働ける/働きたい!と思う人は多いですね。
在宅勤務は、少しの体調不良なら働けるというメリットもあり、会社としても良い手段の1つです。
体調不良の際、在宅勤務を会社に提案するのは大いにアリだと思います。
体調不良で在宅勤務をしたい場合、メール連絡はありなのか?
では、体調不良で在宅勤務をしたいとき、どうやって上司に連絡すべきなのでしょうか。
お休みの連絡は電話で、という会社もあるかもしれませんが、私が過去に体調不良で在宅勤務をしたときは、メールで連絡をしました。
というのも、「会社を休むわけではない」し、「始業前の相談だから電話だと迷惑」だったからです。
私自身も、自分が上司側としてお休みの連絡を受けることがありますが、業務時間外の電話にはほぼ出られません(笑)ショートメッセージやメールで連絡を受けることがほとんどです。
もちろん、相手の状況を詳しく知る必要がある場合は電話で連絡しますが、「体調不良で在宅勤務をしたい」くらいの内容であれば、メール連絡で問題ないかと思います。
体調不良とはいえ、在宅勤務での出勤を希望する訳ですから連絡時間も始業前になるかと思いますし、メールでの連絡がぴったりですね。
とはいえ、体調不良で在宅勤務をしたい旨をメールで連絡する際には、注意すべきポイントがあります。ポイントを押さえて連絡をしないと、「その程度なら出社してくれ」と言われたり、逆に「その内容の体調不良だったら、在宅勤務でなくお休みを取ってくれ」と言われてしまったりと、望み通りの結果にならない危険性もあります。
次の項で、体調不良で在宅勤務をする場合にメールで伝えるべきポイントや注意点について解説します。もちろん、メールだけでなく電話連絡にも使える内容ですので、体調不良で在宅勤務をしたい場合はぜひ参考にしてくださいね。
体調不良を理由に在宅勤務をする場合、メールで伝えるべきポイント
1.「在宅勤務ならできる」「在宅勤務じゃなきゃできない」を強調する
1番に注意する必要があるのが、「なぜ在宅勤務じゃなければいけないのか?」という点の伝え方です。というのも、会社にとって「体調不良なのに従業員を働かせること」にリスクがあるため、きちんと伝える必要があるのです。
というのも、もし体調不良で38度の熱があるのに従業員を在宅勤務で働かせて、家の中で倒れてしまった場合、会社は「きちんと従業員の健康管理をしていなかった」と世間的な批判を浴びてしまうでしょう。
そのため、「体調不良ではあるけど、在宅勤務であれば問題なく働ける」という点を強調して伝えるようにしましょう。
ポイントとしては、体調不良ではあっても「在宅勤務ならいける理由」と「在宅勤務でなければいけない理由」のどちらも網羅されているかを意識します。
体調不良でも在宅勤務ならいける例をいくつか挙げます。
■体調不良の内容:持病の痛風が右足に発症してしまった
・在宅勤務ならいける理由:足が痛いだけで熱などはなく、仕事をするうえでの支障はない
・在宅勤務でなければいけない理由:足が痛くて歩けず、出社のための通勤ができない
■体調不良の内容:前日のカラオケで喉を痛めてしまい、咳と喉の痛みが出ている
・在宅勤務ならいける理由:熱はなく、一見すると風邪の症状だが理由がわかっているため病院に行く必要もない
在宅勤務でなければいけない理由:咳がひどく、周囲の同僚に不快感を抱かせてしまう
このような体調不良の例であれば、体調不良でも在宅勤務ができる、と判断されることでしょう。
考え方としては、
- 熱があるなど、仕事をするうえでの判断力に影響が出る体調不良ではないか?
- 判断力に問題はなくとも、仕事を休み安静にする必要がある体調不良ではないか?
この2点に問題がないかで判断すると良いかもしれません。
ちなみに、私自身も体調不良で2回ほど在宅勤務をしたことがあり、メールで上司に連絡をしたのですが、「風邪を引き、熱は下がったが咳が止まらない」「自分は治ったが、家族に移してしまいまだウイルスが残っているかもしれない(=同僚に移してしまうかもしれない)」
という内容でメールを送り、在宅勤務を許可されています。
同僚に迷惑がかかる体調不良か?というのも重要な点になりますね。
2.仕事への支障や、在宅勤務でできる仕事を明確にしておく
体調不良で在宅勤務をする場合は、「在宅勤務をすることで仕事に支障はでるのか?」も伝えておく必要があります。
例えば、以下のような場合は仕事に支障が出るので、伝えておく必要があります。
- 対面の会議や客先への訪問があるが、その予定は欠席となってしまう
- 仕事に必要なPCや書類が自宅になく、できる作業が限られてしまう
いつも通りの仕事ができるのであれば、体調不良でも在宅勤務をして問題ないかと思いますが、もし仕事への支障が大きく、「在宅勤務をしても意味がない」と思われてしまう状況なのであれば、「それなら休んでくれ/出社してくれ」と言われてしまう可能性があり、注意が必要です。
もし、上記の事項に当てはまるのであれば、合わせて「在宅勤務でできる仕事」もメールで上司に伝えましょう。
- 会議や訪問は、対面やオンラインに変えてもらう/もしくは日付をずらしてもらう
- 通常の仕事はできないが、資料作成など在宅勤務でもできる別の仕事を片付ける
これらの例のように、「体調不良ではあるが、在宅勤務をすることで”休むよりはマシな状況になる”」ということを上司に伝えるように意識をすると良いかと思います。
ちなみに、いざ体調不良で在宅勤務がしたくても「PCを持って帰っていない」ということは多いかと思いますが、そんなときのために私の会社ではPCを毎日持ち帰るルールが設けられています。
もし、PCを持って帰っても問題ない会社なのであれば、PCを持ち帰る癖をつけると良いかもしれませんね。
3.勤務時間や復帰目途も併せて伝える
最後は補足程度ですが、体調不良で在宅勤務をする時間と、復帰目途も伝えておきましょう。
在宅勤務をできる程度であっても、薬をもらっておくなどの通院が必要なのであれば、勤務時間は短くなるはずです。通院で抜ける時間があれば、伝えておく必要があります。
また、体調不良で在宅勤務をする期間がどれほどになるかも伝えておくと親切です。例えば、痛風であれば治るまでに数日かかる可能性がありますし、カラオケで喉を痛めた程度であれば翌日に復帰できる可能性が高いでしょう。
上司は仕事への影響を確認しなければいけないので、メールのやり取りが二度手間、三度手間にならないよう、勤務時間や復帰目途も伝えることを意識しましょう。
体調不良で在宅勤務をする場合の、上司へのメールテンプレ
ここまでで、体調不良時に在宅勤務をする際の、メール連絡の注意点はご理解いただけたでしょうか?
最後に、実際に送る上司へのメール例を2つほどご紹介します。
体調不良で在宅勤務をする場合は、始業前にスピーディにメールを作成・送信する必要があるので、参考にしていただければと思います。
■例1:持病の痛風が右足に発症してしまった
〇〇さん、おはようございます。始業前のご連絡となってしまい恐れ入ります。
本日ですが、体調不良のため在宅勤務をしたくご連絡しております。
体調不良の詳細としては、持病の痛風が右足に出てしまい、出社のための通勤が厳しい状況です。
足が痛むだけで熱などはなく、仕事をする分には問題はないです。
本日は取引先との会議がありますが、オンラインに切り替えて実施しようと思います。
会議に必要な資料はPCにダウンロードしており、PCも手元にあるため
在宅勤務で通常の対応が可能です。
なお、痛風の薬はあるため通院予定はないのですが、
いつもの症状でいけば、2,3日は痛みが続く予定です。
痛みが引くまでの数日は在宅勤務をさせていただければと思います。
お忙しい時間に申し訳ございませんが、
ご承認のほどよろしくお願いいたします。
■例2:前日のカラオケで喉を痛めてしまい、咳と喉の痛みが出ている
〇〇さん、おはようございます。始業前のご連絡となってしまい恐れ入ります。
本日ですが、体調不良のため在宅勤務をしたくご連絡しております。
体調不良の詳細としては、昨日の会食後のカラオケで喉を痛めてしまったようで、
咳と喉の痛みが出ています。
風邪ではないため熱はなく、仕事をする分には問題ないのですが、
咳がひどく、座席が近い同僚に不快感を抱かせてしまう状況です。
声が出にくいため、本日の会議は
明日に変更してもらうよう、取引先に連絡して対応します。
会議が無くなって空いた時間は、別の取引先の会議資料の作成に充てる予定です。
恐らく、本日いっぱい安静にしておけば体調不良は回復するかと思うので、
本日のみ在宅勤務をさせていただければと思います。
お忙しい時間に申し訳ございませんが、
ご承認のほどよろしくお願いいたします。
どちらの例も、先ほどご紹介した3つのポイントを押さえたメール文章になっています。上司との関係性によってはこれほど堅苦しくなくても問題ないかもしれませんが、伝える内容はポイントを押さえるようにしましょう。
在宅勤務は最大限活用すべし!
体調不良とはいえ、在宅勤務を自分からお願いするのはなんとなく抵抗があるかもしれませんが、会社や上司にとっては「体調不良で出社はできなくても、在宅勤務で働けるのであれば”ありがたい”」と思うことがほとんどです。
理由をきちんと伝えれば、体調不良でも在宅勤務をすることには全く問題ありません。
もちろん、在宅勤務であっても無理して働くのはNGですが、この記事でお伝えしたポイントやメール例を参考に、体調不良の際はぜひ在宅勤務も活用してみてくださいね!
「フルリモート」という選択肢も視野に
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