飲食業界からの転職ってどうなの？
転職が当たり前になっている世の中、
未経験で異業種・異職種にチャレンジする人も
今や当たり前になりつつあります。
そんな中、飲食業界からの転職を考えている人も
多いのではないでしょうか。
飲食は、私も何年もアルバイトをしていた大好きな業界ですが、
シフトが不規則だったり身体的な負担もかかったりするお仕事なので、
体調やライフスタイル上の理由で転職を考える人もいるのだと思います。
また、どんな業種かにかかわらず、
新しいことに挑戦したい！という気持ちもあることでしょう。
一方、飲食のお仕事は食品を扱いサービスを提供する
比較的専門性の高いお仕事なので、「転職しても失敗しそう…」と
悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
実際、転職をしたかったのに上手くいかず失敗し
結局、飲食業界で働き続ける人も見たことがあります。
ですが、飲食からの転職は決して失敗しやすい訳ではないと思います。
飲食で身に着けた強みをきちんとアピールできれば、
失敗せず異業種・異職種への挑戦もきっとできるはずです！
この記事では、飲食からの転職を考えている、
または、挑戦してみたものの失敗してしまった人に向けて
飲食からの転職で失敗をしないための秘訣を、業種別を紹介していきます。
職種別でみる、飲食からの転職難易度
すごくざっくりですが、
飲食からの転職に失敗しないために押さえておきたいポイントを
職種別に解説します。
サービス
飲食もサービス業に分類されるため異職種ではありませんが、
販売、管理、バイヤー業務など、多くの仕事があります。
また、飲食以外にもホテル、美容、福祉など様々なサービスが存在します。
このようなサービスにかかわるお仕事への転職は、
資格などが必要な場合を除き、比較的ハードルは低いです。
というのも取り扱うものや仕事の内容は違くとも、
サービスであるモノやコトを提供するという意味では同じだからです。
サービス職への転職を検討している場合は、
飲食で培ったスキルをフル活用できることでしょう。
ポイントとしては、「共通点」を見つけることが大事です。
今の仕事と転職先の仕事に共通するスキルや知識を見つけられれば
飲食で培ったスキルを活用し、失敗せず転職ができます。
全く違う仕事がしたい！という方であれば難しいかもしれませんが
今の経験も活かしたいと考える方は共通点を見つけてみてください。
事務
事務職は完全に異職種ですね。
パソコンを使うことがほとんどなので、
パソコンに慣れていない人や、難易度の高い事務求人の場合、
転職には苦労・失敗するかもしれません。
ですが、飲食においても発注やシフト、会計管理などで
事務的な業務をすることはあります。
共通点が全くないという訳ではないので、
未経験OKの事務求人を探しつつ、
自分にもできる仕事かを見極めて挑戦することが大切です。
未経験で事務への挑戦を目指す方向けの記事もありますので、
よければ参考にしてみてくださいね。
営業
営業職も完全に異職種と思われがちですが、
転職先としては成功例が多く、実は挑戦しやすい職種です。
というのも、飲食も営業も何かを「売る」という意味では
目的は同じなのです。
実際、営業職の求人によく
- 異業種からの未経験者が活躍中！
- 元カフェ店員が成績上位！
と書かれているのも目にしたことがあります。
営業職には、コミュニケーション能力をメインとして
飲食で身に着けられるスキルが多々必要とされます。
飲食と違い、自分からモノを売りにいかなければいけないので
抵抗感のある方は失敗した…と思ってしまうかもしれないですが、
挑戦できそう！という方は、
飲食の経験に自信を持ってチャレンジしてみてください。
生産・製造
製造にかかわるお仕事は食品、機械、薬品など
多岐にわたります。
中には、その分野の資格やスキルが必要だったり、
特定の学部の学歴が求められたりと、
飲食からの転職でなくても、ハードルは高いことがあります。
一方、飲食で培った経験やスキルによっては、
食品系の製造職であれば優遇をされるかもしれません。
食品衛生責任者など、特定の資格もある方であれば
飲食のスキルも活かせるチャンスのある職種です。
専門性が活かせる＝待遇も良くなるので
キャリアアップを目指している方は挑戦してみる価値があると思います。
IT
専門性の高いIT関連の職種は、
かなりハードルが高いでしょう。
一方、IT業界では慢性的な人手不足が発生しているのも事実です。
というのも、私が就職活動をしていた際も、
「文理問わず未経験OK」なITエンジニア職の募集は多く存在しており、
当時お世話になっていた就活サポートの方からも
「IT人材は不足しており、需要も高い」と聞いていました。
そのため、本気でITの職種を目指したいのであれば
自己学習は必要ですが、挑戦する価値はあるでしょう。
飲食との共通点も決して多い訳ではないため
失敗してしまう可能性も比較的高いかもしれません。
ただ、IT人材は貴重であり、
スキルによってはキャリアアップを目指せる職種でもあります。
収入やスキルを上げたい！という方はぜひ挑戦してみてください。
クリエイティブ
映像、音楽、Webデザインなど、
クリエイティブの仕事も需要が絶えることはありませんよね。
飲食においては、店舗の内装やメニューの見た目など、
デザインの知識やセンスが必要な機会はたくさんあります。
飲食においてクリエイティブな仕事をする機会があった人であれば、
クリエイティブ職も目指せるはずでしょう。
また、動画編集やカメラマンなど、
需要も高く、専門的な知識がまだない方でも
始めやすい仕事も存在はします。
私の友人にも、公務員からクリエイターに転職し
楽しく仕事をしている人がいます。
ただ注意点として、昨今でいうとYouTuberなどの人気などもあり
注目度が高く競争度が激しい職種でもあるので、
飲食からであろうとなかろうと、ハードルは高いです。
また、下積みも必要で、収入も下がる可能性があります。
私の友人もそうだったのですが、
失敗＆収入減を覚悟のうえで挑戦する必要はあります。
全職種に共通する、転職に失敗しない秘訣3選
転職したい職種への熱をアピールできる状態にする
これは私が新卒で就職活動をしていた際、
実際に採用を担当する人事にポイントとして教えてもらったことです。
新卒か転職かにかかわらず、未経験で採用する場合は
「意欲」を重視するそうです。
「なぜあえて経験のない職種を選んだのか？」は
かならず筋を通して説明できる必要があります。
私は実際の面接で
「未経験でも仕事についていくために何かしていますか？」
と聞かれ、「スマホアプリで勉強している」と返したところ
「そのアプリの名前は？」と鋭く突っ込まれました。
興味がある！という熱意をただアピールするだけではなく、
自己学習している旨、その証拠までアピールできると良いですね。
「飲食が嫌だから転職する」ではなく
「〇〇に挑戦したいから転職する」という、
前向きな理由が伝わるよう意識する必要があると思います。
もちろん、中には飲食が嫌という人もいるかもしれませんが、
少しでも前向きな理由がないと、
転職先で失敗、後悔してしまうかもしれません。
全ての職種に共通して、
「なぜ〇〇に挑戦するのか？」は用意しておきましょう。
飲食業界で培ったスキルをどう活かすか考えておく
いくら未経験とはいえ、社会を経験したうえでの転職なので
前職のスキルは少しでも活かすべきです。
前項で紹介した職種別ポイントをもとに、
「飲食からの転職だからこそ〇〇は活かせる」と、
アピールできるポイントを考えておきましょう。
考える手順としては、
- 応募したい求人に必要なスキルを挙げる
- 飲食で培ったスキルを挙げる
- 挙げたスキルの共通点を見つける
といったように、
応募したい職種と、今のスキルを結びつけると良いでしょう。
同じ職種ではないので、一見、直接の結びつきが無くとも
「部分的にでもここは活かせる！」というものがあれば
アピールの材料にしてみてくださいね。
転職サービスをフル活用する
飲食から未経験の転職なので、
そもそも求人が少ないなど、厳しい戦いになる可能性が高いです。
そのため、転職で失敗しないためにも1人で進めようとせず、
採用に関してサポートしてくれる人を見つける必要があります。
実際、私も就職活動中はエージェントのサポートを受け、
この記事で解説したような業界の特徴や面接ポイントを
たくさん教えてもらい、失敗を回避することができました。
個人的には、転職エージェントのような、
プロのサポート付きのサービスを利用することをおすすめします。
理由としては、採用に関するサポートを受けられるだけでなく
非公開求人の紹介を受けられる可能性もあるからです。
求人サービスをたくさんみても
「サイトは違くても同じような求人しかないな…」
「給料が今より下がってしまうな…」
と感じる方はいると思います。
そこで、非公開求人が見られる転職エージェントに登録をすることで
貴重な「未経験OK」の求人紹介を
少しでも見つける可能性を高めることができます！
企業の中には、全員に公開できる求人サービスには求人を掲載せず、
転職エージェントのサイトにだけ求人を公開する場合もあります。
転職は人生を変えるきっかけにもなり得ます。
チャンスは逃さず、失敗しない転職を目指しましょう。
ちなみに、私のおすすめはジールエージェントです。
非公開求人も多く、若手・未経験の転職に強いため
ぜひ会員登録をして、非公開のレア求人を探してみてください。
まだ転職に迷っている段階でもサービスを利用して問題ないので、
良い求人が掲載されたときにすぐ動けるよう、会員登録をしておくことをおすすめします。
飲食で得たスキルを活かしてキャリアアップを目指そう
飲食で得られるスキルは大変貴重です。
飲食からの転職は大変かもしれませんが、
ポイントを意識し、失敗しない転職を目指しましょう！
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